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吉井 文男
プラスチックスエージ, 44(10), p.144 - 147, 1998/10
生分解性ポリマーのポリカプロラクトン(PCL)の照射効果について、種々の相状態で照射し、過冷却相照射が耐熱性の改善に有効であった。本レポートの要点は次のようである。(1)固相、溶融相、過冷却相で照射すると、過冷却相が最も橋かけしやすい。(2)過冷却相照射で得た橋かけPCLは150Cでも溶解しない耐熱性のあるものである。(3)土壌中の分解には橋かけ構造は影響を与えない。
室村 忠純; 日夏 幸雄
Mater.Res.Bull., 21, p.61 - 67, 1986/00
被引用回数:9 パーセンタイル:51.03(Materials Science, Multidisciplinary)ZrO-CaO-AlO系の相状態を1380Cでしらべた。CaO50mol%以下の組成域で9領域に分けられる。蛍石型相には4mol%のアルミナが固溶する。また蛍石型相は、二種類の二相領域(蛍石+ZrO,蛍石+CaO・ZrO)および三相領域(蛍石+ZrO+CaO・2AlO,蛍石+CaO・ZrO+CaO・2AlO)で平衡に存在する。
中島 邦久; 高井 俊秀; 古川 智弘; 逢坂 正彦
no journal, ,
熱力学的性質がほとんど知られていないCs-B-O系化合物の高温質量分析法による平衡蒸気圧測定のために、CsBO等化合物を調製し、粉末X線回折装置等を用いて相状態を調べた結果、斜方晶系の結晶構造であることが分かった。
赤司 雅俊; 森本 恭一; 加藤 正人
no journal, ,
(UPuZr)Oと金属Feを溶融させた試料の相状態を評価した。溶融固化試料中のFeは(UPuZr)Oの粒界に沿って10m程度の粒状に析出した状態で観察された。(UPuZr)Oに溶融した金属Feは冷却時に(UPuZr)Oから分離し、金属相として凝固・生成することがわかった。
森本 恭一; 廣岡 瞬; 赤司 雅俊; 渡部 雅; 米野 憲; 小笠原 誠洋*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の炉心にはGdOを含むUO燃料が装荷されていることから、デブリに係る一連の評価の中ではGdの影響について評価しておく必要がある。同時に、炉心からのデブリ取出し作業において溶融燃料の再配置による再臨界への懸念から、炉内のGdの分布状態を把握することも極めて重要な課題となっている。本研究ではGd含有模擬デブリ試料:(UGdZr)Oを調製して融点を測定し、溶融固化した試料のGdの分布状態や熱伝導率などを評価することにより、模擬デブリ中のGdの状態や基礎特性について評価した。この結果、模擬デブリ中のGdはデブリ内に均質に分布することが確認された。また、融点は(UZr)Oと同程度、熱伝導率は(UZr)Oの溶融試料に比べて低いことがわかった。